映画『モンスター』

 最終日だったので、いったん帰宅してから映画館へ行った。ちょうど食後でビールが美味しそうに思えたので、誘惑に負ける。バスでよかった。

 本編のほうは、すんごく重いテーマの話だった。どうしても主人公のアイリーンに同情してしまうし、なんでだろう?(主人公だから仕方ないというツッコミは受け付けません)何度かビールを飲む場面も出てくるので、私は劇中のゲイバーの客として、彼女とセルビーを見つめていたのかもしれない。

 自分自身はセルビーと重なるところがいくつかあって、結局自分が招いたことでも「知らない」とか「選択したおぼえはない」なんて、無意識に責任を避けようとするタイプなので見ていてすごく嫌だった。でも見てよかった。

 ひとりで鑑賞して正解な作品だった。もし誰かと一緒に鑑賞していたら、帰りが気まずくなりそう。